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聖学院高校GIC(グローバルイノベーションクラス)プロジェクト最終発表会を開催しました

2024年度 聖学院高校GICプロジェクト最終発表会  
2025年2月22日(土)開催

聖学院中学校・高等学校の高校グローバルイノベーションクラス(以下GIC)は、2/22(土)SHIBUYA QWS(渋谷スクランブルスクエア東棟15F)にて、1 年間の学習成果を発表する「聖学院高校GIC プロジェクト最終発表会」を開催いたしました。


GIC は2021 年4 月に設置され、今回のプロジェクト最終発表会の開催は4 回目となります。
GIC は「リベラルアーツ」「イマージョン」「STEAM」「プロジェクト(ゼミ)」という4つの独自科目を設置していることが大きな学びの特色です。

SHIBUYA QWSのスクランブルホールをメインの会場、クロスパークをサブの会場として、「リベラルアーツ」「イマージョン」「STEAM」「プロジェクト」の授業や活動を紹介する、ピッチプレゼン、ポスターセッション、ワークショップが行われました。

会場には、在校生保護者、教職員など聖学院関係者約140名の他、企業や他大学、他高校の先生、生徒など70名以上に来場していただき、とても熱気あふれるイベントとなりました。


スクランブルホール「ピッチプレゼン」

GICでは全員が1年生からリベラルアーツ、イマージョン、STEAMの授業を受けます。
プロジェクトとは高校で行われているゼミ活動のことで、毎週土曜日の3限、4限と午後の時間がプロジェクトに充てられています。

生徒たちは「生活環境」「宗教・文化」「貧困VS起業」「哲学-メディア-藝術」「新ゼミ」の5つのゼミから、自分が興味のある分野のゼミを選びます。

そして、リベラルアーツやイマージョン、STEAMで学んだことを活かして、独自のプロジェクト活動を進めていきます。

そのプロジェクトの成果をピッチプレゼンやポスターセッションを通して発表することが本日の最終発表会の目的です。

スクランブルホールの特設ステージでは、13時から16時までの間に、生徒たちによる20セッション以上のピッチプレゼンが実施されました。

【宗教・文化ゼミ】教会を通した地域創生について 
【生活環境ゼミ】そんな食事してるの?腸食苦(超ショック)! 
【哲学-メディア-藝術ゼミ】SANii X DESIGN

ピッチプレゼンタイトル
【生活環境ゼミ】
●こうしよう ●Grow Tree ●分別人狼 ●水耕栽培 ●親子カルタ
●課題発見DAY ●そんな食事してるの?腸食苦(超ショック)! 
●日本在住外国人

【宗教・文化ゼミ】
●ミッションスクールの存在意義 ●教会を通した地域創生について 
●スポーツは宗教的な立ち位置になれるのか 
●宗教ゼミプロジェクト innore design

【哲学-メディア-藝術ゼミ】
●ローレライの港 ●「哲学する」を語る ●SANii X DESIGN  
●「手を下したのは、あなた」
●犬材派遣で犬に居場所を作る ●もぎこく 

【貧困VS起業ゼミ】
●廃棄野菜を救え!!!! ●再生の開花プロジェクト 
●心と体を癒すピロースプレー 
●文化の衰退を香りで解決!てらすaromaプロジェクト

【新ゼミ】
●新ゼミ説明


スクランブルホール「ポスターセッション」

スクランブルホールでは、特設ステージでピッチプレゼンが行われたほか、5つのゼミに所属する生徒のプロジェクト活動をパネル化したものが展示され、生徒たちが来場者に個別に丁寧に説明を行なっていました。

【哲学-メディア-藝術ゼミ】犬材派遣で犬に居場所を作る
【生活環境ゼミ】課題発見DAY


例年、発表会会場において、生徒が開発した商品が数多く販売されていますが、今年は、日本茶の香りの「リードデュフューザー」、廃棄される花を使った「フラワーバスソルト」、規格外の小松菜を使った「小松菜ベーグル」など「貧困VS起業ゼミ」の生徒が開発した商品をはじめ、「宗教・文化ゼミ」の聖書カバーなどが販売されました。

【貧困VS起業ゼミ】てらすaromaプロジェクト
リードデュフューザー「cha」の販売
【貧困VS起業ゼミ】滝野川ごぼうを使ったごぼう茶の販売
【宗教・文化ゼミ】
宗教ゼミプロジェクト innore designの聖書カバー販売


クロスパーク「ワークショップ」

QWSの受付からメイン会場のスクランブルホールへ向かう途中にクロスパークというエリアがあります。
そこではSTEAMの授業などで作られた、作品展示のほか、生徒のプロジェクトによるワークショップやトークセッションが行われました。

【哲学-メディア-藝術ゼミ】
ローレライの港 対話型ワークショップ
独自科目「イマージョン」のトークセッション
イマージョンは社会科、家庭科、保健体育の授業を英語で行います
イマージョンには「浸す」という意味があります
独自科目「リベラルアーツ」のトークセッション
GICの生徒はリベラルアーツの授業を通して
「問うこと」を習慣化していきます
「問い」はそれぞれのプロジェクトの精度を高めます

GICの特色ある独自科目については、こちらの広報誌もご覧ください


SHIBUYA QWSとは

GICプロジェクトの発表会場となった「SHIBUYA QWS」とは問いを起点にした会員制の共創施設です。

イノベーションをめざすスタートアップや企業、自治体など多様な会員が集う場所であり、数々のイベントが開催されています。

「未知の価値に挑戦するプロジェクト」を推進する目的で「QWSチャレンジ」という公募プログラムを実施し、採択されたチームはSHIBUYA QWSの施設を無料で3ヶ月利用可能となります。
さらに、3分間のピッチプレゼンによるプロジェクトの活動発表会であるQWSステージではSQI協議会最優秀賞あるいは優秀賞を受賞することによって、利用期間が延長されます。

聖学院中高の生徒たちは、GICのゼミ活動をきっかけとする自主的なプロジェクトをそれぞれで立ち上げ、「QWSチャレンジ」に次々とエントリーしています。

これまでに、「Sustainable Game」「明日、福プロジェクト」「Soullume Project」「情熱に満ちた子供達」「てらすaromaプロジェクト」「MBTI X DESIGN」「村人A」といったプロジェクトが採択され精力的に活動を行なってきました。
現在でも「親子カルタ」「リソース・リボーン」の2つのプロジェクトがQWSで活動をしている真っ最中です。


GIC生徒の躍進

これまでのGICの教育の成果は、生徒たちのめざましい活躍にも顕れています。

第7回マイナビ キャリア甲子園のロッテ部門で優勝し、ロッテ代表として3/16(日)に行われる決勝大会にコマを進めた3名の生徒たちがいます。

発表会の翌日に開催された、国内最大規模の英語スピーチ大会である東京大学 E.S.S.(English Speaking Society)主催の「東大杯」では、宗教・文化ゼミの生徒が出場し、なんと、見事に優勝を果たしました!

昨年12月に開催された「日本図学会第一回高校生デジタルモデリングコンテスト」では、新ゼミの生徒が審査委員長賞を受賞しています。

(一社) 未来教育推進機構(UMEDAI)が主催する「SDGs探究AWARDS2024」では、生活環境ゼミの生徒が、GICプロジェクト最終発表会でも披露した、木を育てるボードゲーム「Grow Tree」のエントリーで、審査員特別賞を受賞しました。

「SDGs探究AWARDS2024」審査員特別賞を受賞した 
木を育てるボードゲーム「Grow Tree」
たくさんの来場者に体験してもらいました

毎年、年を経るごとに熱気が高まっていくのを実感するGICのプロジェクト最終発表会ですが、それだけ生徒のプロジェクト活動のクオリティが上がっているということなのだと思います。
自信に溢れたプレゼンテーションをする生徒たちを見ていると、未来に希望が湧いてきます。

まだまだ聖学院GICは進歩していきます。
5回目となる次回の発表会が今からとても楽しみです。
今回、来場いただけなかった皆さん、次回はぜひチェックをお願いします。

また、引き続き、聖学院の生徒たちと教育活動への応援をよろしくお願いします。(取材・撮影:聖学院 広報センター)


今年度からスタートした新ゼミのメンバー「お疲れ様でした」


イベントに全力を尽くしました


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