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聖学院関連note記事

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聖学院について書かれたnoteの記事を集めてみました。
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2024年2月の記事一覧

伝えたい。でも興味を持ってもらえない…。聖学院の特別授業から見出す、自校教育の新アプローチ

自校教育というものがあります。在籍している学校の歴史や創設者、建学の精神などについて学ぶことで、自校に対する理解や誇りを育むことを目的にした教育です。大学にとっては、第一志望を落ちて進学してきた学生の気持ちの切り替えに役立てたり、卒業後も見据えた学生との関係性づくりの礎として使ったりと、なかなか重宝したい取り組みです。一方、学生からしてみたら、大学そのものに興味があって入学してくるのは極めて稀。多くの学生は、やりたいこと、学びたいことがあって入学してくるわけで、自校教育は興味

Bibliobattle of the Year 2023授賞式記念ビブリオバトル&新年会ビブリオバトル開催レポート

全国各地のビブリオバトルに関するユニークな取り組みを発見・表彰する、Bibliobattle of the Year! Bibliobattle of the Year 2023(BoY2023)では、18の個人・団体の受賞が 決定しています。 これらのうち大賞と優秀賞の授賞式、及びそれを記念した新年ビブリオバトルイベントが、2024年1月20日(土)にZoomにて開催されました。 この記事では、そのビブリオバトルの決勝戦の模様と、登場したすべての本をご紹介します! 執筆

[導入事例:女子聖学院中学校]社会課題を「自分ごと」として捉え、多角的な視点を養う

今回は100年以上の歴史を持つ伝統校、女子聖学院でのInspire High活用事例を紹介します。同校は米国プロテスタント教会の婦人宣教師だったバーサ・F・クローソンによって、1905年東京築地の地に創立されました。キリスト教教育と女子教育という2つのアイデンティティを土台に、「自らの賜物を用いて他者と共に歩む事のできる女性」を育んでいます。116年余りの歴史の中で揺るぎない土台を大切にしながら、時代の流れに沿い、未来を見据えた柔軟な教育を実践しています。 2021年度から

成人期の発達課題が導き出した高齢期の課題

聖学院大学学長 小池茂子先生 生涯発達という考え方 プラスの価値(獲得)(成長) マイナスの価値(喪失)(衰退) 喪失があるからこその獲得もある 発達課題 1940年代〜 個人の生活の特定の時期に登場する それを達成すれば後の段階の課題も 成功裡に遂行できる 他者への基本的信頼が世界に対する信頼に結びついていく 失敗しても誰かが助けてくれる信頼感 生物学的、社会文化的、心理学的基礎 ハヴィガースト、エリクソン、 社会からの要請に応えようとすることで成長してい