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大学同窓会設立30周年記念イベントを計画中です。お楽しみに!!|#019 島田 大輔さん

聖学院大学 政治経済学部 コミュニティ政策学科 卒業

2021年10月より聖学院大学同窓会の会長となられた島田大輔さん。
職場におじゃまをしてお話をうかがってまいりました。

地域密着の在宅介護サービスの会社に勤務

ーー島田さんは佐々木ケアサービス(株)さんでは、どのようなお仕事をされていらっしゃるのですか?

私の勤務する会社はケアマネジャーによるケアマネジメント業務やホームヘルパーの派遣、そして介護ベッドや車いすなど福祉用具のレンタル、販売、修理といった在宅介護サービスを提供している会社です。
フットワークの良さと地域密着を強みとしていて、足立区、葛飾区他近隣の地域の方から大きな信頼を寄せていただいております。

私は新卒でこの会社に入社をして、福祉用具を取り扱う福祉用具事業部で勤務しています。
必要な資格やスキルが異なるので、ケアマネジメントやホームヘルパーの部署での勤務経験はなくて、入社以来ずっと福祉用具事業部の仕事をしています。

福祉用具といえば、介護ベッドや車いすなど、代表的なものは入社前から知っていましたが、入社して思ったことは「福祉用具はこんなにたくさん種類があったのか」ということです。
例えば床ずれが起きにくいマットレスであったり、昇降する座椅子であったり、車いすに関しても様々なタイプの車いすがあることにたいへん驚きました。

福祉用具事業部でも資格やスキルは必要で、私自身は福祉用具専門相談員福祉住環境コーディネーター2級、それから車いす安全整備士の資格を持っています。

福祉用具専門相談員は必須の資格です。
福祉用具が普及するに伴い事故も増えているので、安全面には細心の注意を払う必要があります。
安全のために常に学び、その結果として資格という形になっています。

以前は、利用者さんのご要望を聞いてご提案する営業担当の業務が中心だったのですが、車いす安全整備士の資格の取得後は修理のご依頼など、現場での仕事がメインになりました。

この仕事をしていて思うことは、福祉用具一つによって利用者さんの生活がガラリと一変して良くなることがあるのですが、福祉用具が使われて利用者さんによろこばれることが何よりの励みとなっています。

福祉用具専門相談員:介護保険の指定を受けた福祉用具貸与・販売事業所に2名以上の配置が義務付けられている専門職で、指定講習を受講することで資格が取得できます。
福祉住環境コーディネーター:高齢者や障がい者に対して住みやすい住環境を提案するアドバイザーで、東京商工会議所が検定試験を実施しています。
車いす安全整備士:(社)日本福祉用具評価センターが実施する養成講座を受講して筆記と実技試験に合格する必要があります。

出所:一般社団法人全国福祉用具専門相談員協会、東京商工会議所、
一般社団法人日本福祉用具評価センター

福祉業界の仕事に関心を持ったきっかけは高校生のときに参加した短期のボランティア活動です。
障がい者施設の作業所でのボランティアだったと思います。
大学進学を検討したときは、社会福祉の学科で学ぶことも視野に入れていました。
コミュニティ政策学科時代は公務員をめざしていましたが、一方でやはり福祉の仕事への興味は持ち続けていました。
福祉用具というか、機械への興味が昔からあったことも、進路選択に影響しています。
そんな状況があり、縁があって今の会社に入社し、現在に至っています。

資格の取得によって業務に幅が出ます。
そしてそれは信用・信頼につながると思います。
何よりも私の資格の取得によって利用者さんの生活が少しでも快適になったら良いなと思っています。
そして、次に私が取得を考えている資格はシーティングエンジニアです。
新しい資格や新しい仕事にチャレンジして、さらに利用者さんのお役に立てることができたらうれしいです。

「シーティングエンジニア」(略称:SE)は、 JAWSが創設した協会認定資格。
シーティングとは、障害児・者や高齢者など、人それぞれが食事や休息などの日常生活を送り、就学や就労やスポーツなどの社会活動を行なうために、生活の中心である座位を基本に姿勢を最適化(問題解決や課題達成を実現)する技術です。その実現には専門技術者が求められます。

出所:日本車椅子シーティング協会


大学時代、気がついたら責任ある立場を任されていました

ーー聖学院大学時代の思い出をお聞かせいただけますか?

私は政治経済学部 コミュニティ政策学科※で学びました。
郡司篤晃先生※のゼミに所属しておりましたので、一番お世話になった先生は郡司先生です。
とても穏やかで素敵な先生でした。

※コミュニティ政策学科は2014年に政治経済学科と一体化して再編され、現在はコミュニティ政策学科としての募集はしておりません。

※郡司先生は残念ながら2015年に永眠されました。
著書に『安全という幻想:エイズ騒動から学ぶ』(2015 , 聖学院大学出版会)があります。

大学での活動としては、GRACEに所属していました。
GRACEとは聖学院大学のキリスト教関連クラブの特別委員会連合の1つで、全学礼拝での奉仕、カンボジアの子どもたちの支援、高齢者・養護施設の子どもたち・知的障害者への奉仕活動などを行っている団体です。

GRACEも特別委員会連合の団体の一つですが、私は特別委員会連合にも所属していて、気づいたときには幹事長という大役を担っていました(笑)
特別なことをしていたつもりはないのですが、なぜか役を任されてしまうことが多いんですよね。

GRACEや特別委員会連合の活動を通して知り合った人たちがたくさんいて、その人たちとの交流は今も続いています。
私にとって聖学院大学は人生の基礎的な部分を築き上げたところだと思います。
当時の仲間と今でもつながっていることを考えると、社会人としての基礎が大学で創られたと言えるのかなと思っています。

GRACEや特別委員会連合の活動では、阿部洋治先生や菊地順先生にお世話になりました。

学友会の組織である総務委員会や体育会連合など他団体と協力をして、多くのイベントに参加していたので、特別委員会連合での活動は一番思い出が多いです。

特に印象に残っているのはフレッシュマンオリエンテーション(FO)※です。
当時聖学院大学では、入学式後に、幕張のプリンスホテルに宿泊する2泊3日の新入生向けのオリエンテーションを実施していました。
私は特別委員会連合として、新入生を歓迎する立場で参加をしました。
準備や運営で、朝から晩まで仲間たちと忙しく動いて、苦労もありましたが良い思い出となっています。

※現在フレッシュマンオリエンテーションはNEW STUDENT ORIENTATION(NSO)という名称で宿泊を行わずに大学キャンパスで実施されています。

大学同窓会30周年実行委員メンバー大募集中!!

ーー島田さんは大学の同窓会長に就任なされましたが、同窓会についてお話をおうかがいさせてください。

私は2021年の10月より聖学院大学同窓会の会長を務めさせていただいています。
同窓会では、ホームページの制作・運用、会報誌の発行、そしてヴェリタス祭(大学祭)でのカフェの出店などを主な活動としています。
また、卒業生への学位記ホルダー(記念品)は同窓会から贈呈しています。
役員会は月に1度のペースで実施しており、なかなか忙しい感じです。
同窓会のホームページはリニューアルも検討中です。

2023年に聖学院は120周年ということですが、実は大学同窓会が誕生して30周年の記念の年でもあります。
来年は、同窓会設立30周年記念ホームカミングイベントを開催できたらと考えています。
同窓会の実行委員会を立ち上げる予定でいますが、何しろ人手が足りていません。
同窓会30周年の実行委員メンバーとしてお手伝いいただける方はぜひお声かけください。
また、30周年だけでなく、恒常的な同窓会の活動のお手伝いもしてもらえたら本当にうれしいです。
私たちと一緒に、ぜひ同窓会を盛り上げていきましょう!!

ホームカミングイベントの開催概要は、決まり次第ご案内いたします。
多くの卒業生の皆様のご参加を心からお待ちしております。
(取材:2022年6月)

ーー島田さん、ありがとうございました。
同窓会30周年実行委員メンバーにご興味のある方は、聖学院広報センターまでご連絡ください。聖学院大学同窓会、島田会長におつなぎいたします。

↓こちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。

●島田 大輔(しまだ だいすけ)さん プロフィール
佐々木ケアサービス株式会社 福祉用具事業部 まごの手本店 勤務
2005年 3月 聖学院大学 政治経済学部 コミュニティ政策学科卒業。
在学時はGRACE、特別委員会連合、児童文化研究会に所属
2021年 10月 聖学院大学同窓会 会長に就任
趣味は国内旅行、ドライブ、スキー など

誰一人取り残さない」世界の実現を目指して
聖学院は教育で社会に貢献しています。

●ご寄付によるご支援をお願いします→こちらから

最後までお読みいただきありがとうございました。
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