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もうすぐ結成20周年、聖学院メサイア合唱団が演奏会を開催!|#056 聖学院メサイア合唱団

聖学院中学校・高等学校
女子聖学院中学校・高等学校 卒業生

聖学院メサイア合唱団は聖学院各校の卒業生、保護者、教職員を構成メンバーとしてヘンデル作曲「メサイア」の演奏会を行なっています。

2024年は3月30日(土)に聖学院中高の講堂にて「第16回 聖学院メサイア合唱団演奏会」が開催されます。
本番を間近にひかえて、猛練習が行われているという情報を入手し、取材にうかがってまいりました



聖学院メサイア合唱団、練習風景レポート

2月17日(土)、日本基督教団銀座教会の集会室に約40名ほどの合唱団メンバーが集い、本番に向けての練習が行われました。

日本基督教団 銀座教会  教会堂

声を出す前にメンバーの皆さんは、まずは各自ストレッチをして身体を動かして準備を整えます。
ストレッチの後はピアノに合わせて発声練習。
「スー」からはじめて、次はハミング、そして最後は「アー」という順番で、声を出しやすくする発声練習をされていました。

聖学院メサイア合唱団は、主にヘンデル作曲の「メサイア」を演奏する合唱団です。
メサイアは3部構成になっていて、全部演奏をすると2時間半くらいかかります。

指揮者の長岡聡季(ながおか さとき)先生が場を盛り上げながら、厳しいながらもユーモアのある指導をされていました。

合唱団の皆さんの歌について、そのストーリーや、登場人物の気持ちなどを考慮したアドバイスが長岡先生によってなされると、ガラリとその歌の表現が豊かに変わることに驚きました。

細かく、丁寧に指導がされていて、メンバーの皆さんはその都度、ご自身の譜面に書き込みをされていましたが、楽曲全部を覚えるのはたいへんだろうなと思いました。

本番の演奏がとても楽しみです。


長岡先生の指導で練習をするメンバーの皆さん


第16回 聖学院メサイア合唱団演奏会

《開催概要》
日時:2024年3月30日(土) 14:00開演(13:15開場)
会場:聖学院中学校・高等学校 講堂
入場料:2,500円(全席自由)

指揮:長岡 聡季
独唱:ソプラノ 金持 亜実 アルト:谷地畝 晶子 テノール:西山 詩苑 バス:原田 圭
合唱:聖学院メサイア合唱団
管弦楽:The Pasania Hill Baroque Ensemble(椎ヶ丘バロック合奏団)
チェンバロ:佐藤 麻衣子

チラシ表面
チラシ裏面

チケットのご購入についてはqualia225@gmail.com(岡田)までお問い合わせください。

聖学院メサイア合唱団の聖学院卒業生メンバーのご紹介


成舞 春雄さん(テノール)

成舞 春雄(なるまい はるお)さんは聖学院中高の卒業生(48回生)で、聖学院メサイア合唱団が2005年に発足した当初から参加しています。

成舞さんは在校当時、合唱部(音楽部)に所属
写真は高校1年生のときのメサイアの楽譜

「高校1年生になって音楽部に入り、最初に歌ったのがメサイア4番、12番で、合唱の楽しさを教えてもらいました。それ以来87歳になる現在まで、ひと時を除いてずっと合唱を続けてきましたが、『聖学院とメサイア』は自分にとっては切っても切れない”何か”を感じます。だから、再び聖学院の講堂でメサイアを歌えることはこの上ない喜びです。」と熱く語ってくれました。

石川 和幸さん(テノール)

同じく石川 和幸(いしかわ かずゆき)さんは聖学院高校の卒業生(74回生)。
在校当時は音楽部に所属。
合唱部が音楽部に変わってからの初代部長を務められました。

12年前、石川さんは聖学院恩師(音楽部顧問)追悼演奏会(※1)の練習のため、聖学院中高に頻繁に来ていました。
当時、聖学院中高の事務長で、石川さんと同じ教会員の森野さん(※2)に「最近、よく学校に来ているのはどうして?」と声をかけられて、追悼演奏会のことを話したら、「石川さん、歌えるんだ!」と聖学院メサイア合唱団への参加を誘われたそうです。

2011年の11月頃から毎週のように聖学院中高に練習に行っていたところを森野さんに目撃されたことがきっかけで、まず教会聖歌隊、そして聖学院メサイア合唱団に誘われて現在に至っているとのことでした。

※1 音楽部顧問だった髙田 眞樹先生の追悼演奏会は2012年4月14日に行われています。

※2 聖学院メサイア合唱団で団長をされていた森野 光生さんは2020年7月に惜しくも逝去されました

水野 むつみさん(ソプラノ)
渋谷 由理さん(ソプラノ)
向山 新子さん(アルト)

左から、水野さん、渋谷さん、向山さん

水野 むつみ(みずの むつみ)さん、渋谷 由理(しぶや ゆり)さん、向山 新子(むこうやま しんこ)さんは女子聖学院中高の卒業生です。

水野さんは初回2005年と2007年にも参加。
その後、少しお休みの期間を経て、現在、再び参加されています。

渋谷さんは翠耀会※の会報誌でメサイア合唱団の存在を知り、5年くらい前から参加されています。

向山さんは30年以上にわたる、翠耀会役員と事業部活動を経て、昨年から念願の聖学院メサイア合唱団に入られました。

※翠耀会
翠耀会とは女子聖学院中高の同窓会の名称
学校内にある翠耀会館の1階に購買部があり、文房具や学用品を販売するほか、翠耀会会員の手作りのお弁当などを販売しています。


聖学院メサイア合唱団とは

聖学院メサイア合唱団が最初の公演を行ったのは、2005年に同窓会が主催した『聖学院中学校・高等学校創立100周年記念音楽会』です。
そこから遡ること約60年、昭和20年代に聖学院高校と女子聖学院高校の生徒が合同でメサイアの抜粋を演奏していたことがあり、当時歌っていた卒業生たちが、聖学院に立派な講堂ができたことをきっかけに「また歌いましょう!」と呼びかけ、聖学院メサイア合唱団が誕生しました。

メサイア合唱団発足から第7回の公演までは卒業生(45回生)の長谷川 朝雄さん(ニューヨーク市ジュリアード音楽院オーケストラ指揮科修了)が指揮をされました。

昭和27年 聖学院高校、女子聖学院高校合同の音楽会の様子
指揮者は松田先生(音楽担当・当時)

(取材:2024年2月)


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