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サイエンスと共に未来へ〜Bound for the future with Science〜 サイエンスアゴラ2024に聖学院中高、女子聖学院中高が出展 (2024/10/26・27開催)

ブース・プログラム運営:
聖学院教育デザイン開発センター DX教育ユニット、GX・SX教育ユニット、
聖学院高校グローバルイノベーションクラス(GIC)、
聖学院中学グローバルイノベーションラボ(GIL) 

2024年10月26日(土)・27日(日)、お台場にあるテレコムセンターで開催された、科学技術振興機構(JST)主催のオープンフォーラム『サイエンスアゴラ2024』に聖学院中学校・高等学校、女子聖学院中学校・高等学校が出展しました。


サイエンスアゴラについて
「サイエンスアゴラは、科学と社会をつなぐ日本最大級のオープンフォーラムです。あらゆる人々が対話・協働し、それを政策形成や知識創造へ結びつけるための共創のプラットフォーム構築を推進しています。」
2024のコンセプト:未来への旅
日時:10/26(土)27(日)10:00〜17:00
会場:テレコムセンタービル/日本科学未来館
実施プログラム:SDGs、科学実験、STEAM、食べもの、いきもの、宇宙や地球、ものづくり、健康・医療、数学・パズル、ロボット・AI・プログラミング 等をテーマとする150以上のアクティビティ
【主催】科学技術振興機構(JST)
【後援】内閣府/外務省/文部科学省/経済産業省/東京都/日本学術会議/日本経済団体連合会/国立大学協会/日本私立大学団体連合会/理化学研究所/産業技術総合研究所/2025年日本国際博覧会協会
【グローバルパートナーズ】アメリカ科学振興協会(AAAS)/南アフリカ共和国科学・イノベーション省(DSI)/韓国科学創意財団(KOSAC)




聖学院中高、女子聖学院中高は2つのブースに出展し、聖学院教育デザイン開発センターが運営するDX教育ユニット、GX・SX教育ユニットに所属する生徒を中心に、プレゼンテーション、デモンストレーション、ワークショップなどのプログラムを実施しました。

最新のものづくり、日常とリンクしたSDGs体験


ブースでは3Dプリンターと作品、レーザーカッターで制作した作品を展示

3Fフロアに設置されたブースでは、3Dプリンターやレーザーカッターを利用して制作した作品の展示が行われました。

聖学院中高の「情報プログラミング」や「STEAM」の授業、あるいはDX教育ユニットやGX・SX教育ユニットのプロジェクト活動において、日常的に3Dプリンターやレーザーカッターが使われています。

もうすぐクリスマスになりますが、聖学院中高ではクリスマスツリーに飾る立体的なクリスマスオーナメントが3Dプリンターで制作されています。

聖学院中高に3台設置されている3Dプリンターの1台をサイエンスアゴラに持ち込み、聖学院ブースにおいて「パンと葡萄酒」をモチーフにしたクリスマスオーナメントの縮小スケールモデルの印刷デモンストレーションを行いました。

1時間半ほどかかりますが、一回の印刷で、20個のミニオーナメントが印刷できます。
できあがったミニオーナメントはブースに立ち寄ってくれた来場者にプレゼントされました。

プレゼントされた方は「なぜ、パンとワイン?」と不思議に思うようですが、ブース運営を担当していた聖学院中学の生徒から、聖学院がキリスト教の学校であり、聖書のパンと葡萄酒のエピソードについて説明されると、一様に納得、感心していたようです。

女子聖学院高校では工芸の授業で、オーロラアクリル板をレーザーカッターでカットして小物入れなどの作品を制作しました。
今回、その作品がブースに展示されました。
キラキラと虹色に輝く美しい作品に反応して、多くの方々がブースに足を止めていました。

3Dプリンターやレーザーカッターの操作指示は、PCやタブレットなどの端末でアプリを使ってモデリングして行われます。
ブースではタブレットを使ったモデリング体験を実施していました。

タブレットを使ってモデリング体験

また、3Dプリンターで制作したパーツとコマ、そしてレーザーカッターを使って制作した競技場によって構成されたベイブレード方式の神奈川大学・SEADsさん制作のベーゴマコーナーを設置。
たくさんの小学生たちがベーゴマに夢中になっていました。

ベーゴマのコーナー

GX・SX教育ユニットでは環境エコプロジェクトの活動を「菜園・コンポスト」「フードロス」「資源活用」「エネルギー」の4チームに分けて行なっています。
そうした、それぞれの活動をポスターにして掲出し、来場者に生徒が説明を行いました。

パーム油問題を扱った「石けんクイズ」について
説明する生徒


高校生×ムーンショット研究会ガチ対話!


聖学院高校生徒のプレゼンテーション

10/27(日)は一般来場者の入場時間前の9時から、「高校生×ムーンショット研究者ガチ対話!」というプレゼンテーションイベントが実施されました。

早稲田実業学校、広尾学園中高と聖学院中高の高校生(早実は中学生)たちが自分の研究している内容について発表を行い、ムーンショット型研究開発事業を担当する研究者がそれぞれの発表についてコメントをするという内容。

他校の発表は、「整数関数の平均について」(早稲田実業学園)、「量子コンピュータと共に目指したい未来」(広尾学園)、「グレイコードパターンを用いたカメラとプロジェクタ間のキャリブレーション」(広尾学園)など、専門的な研究で驚くばかりでした。

しかし、もちろん聖学院も負けてはいませんでした。
聖学院中高からは4名の生徒が発表を行いました。

高校グローバルイノベーションクラス(GIC)の起業ゼミに所属する生徒は、実際に商品開発を行い販売にまで至っているリードディフューザーのビジネスプランと、商品化、販売までのプロセスをプレゼンテーションしました。

緑茶の香りのリードディフューザー商品企画について発表

続いては、機械学習ソフトを活用したゲーム開発を研究している聖学院生徒の発表が行われました。

Unreal Engine5とTensor Flowを用いた
プレイヤー分析システム開発

聖学院中高には自動車研究同好会があり、HONDAエコマイレッジチャレンジという燃費を競う大会へ参加をし、完走することをめざしています。
環境への配慮から電気自動車へのシフトが推進されていますが、エンジン車が好きで、ガソリンに代わる燃料を研究しているという生徒の発表がありました。

ガソリン代替燃料の実現についての研究

そしてラストは哲学的なプレゼンテーション。
サイエンスのイベントではありますが、「自分とは何か?」「人間とは何か?」という根源的な問いに挑む生徒の発表が行われました。

自分とは何か?という答えの出ない問いに向き合う

生徒たちの発表が終わると、ムーンショット研究者からそれぞれの発表に対して、ガチ!なコメント、アドバイスがありました。

自分とは何か?とプレゼンテーションした生徒に「実は科学にとって、ロボットニューマニクスの観点からも、人間とは何か?とは重要な問いなんです」というコメントもありました。

聖学院生徒の研究発表にコメントする
ムーンショット目標9の研究者、川島先生


プログラミングで広がるあなたの世界 
日鉄日立システムソリューションズ共同出展


5Fフロアのブースでは、日鉄日立システムソリューションズ株式会社と一緒にJammy! Programming.KIDSを使った、プログラミング体験のワークショップを共同運営しました。

体験者のプログラミングをサポートする女子聖学院生徒

体験者の子どもたちは、聖学院の生徒や日鉄日立システムソリューションズのスタッフと一緒に、ロボットカーにパソコンからプログラムを入力します。

プログラムを入力する体験者と聖学院生徒

プログラムが入力できたら、走行場にロボットカーを持って行って、実施に走らせてみて、正しくプログラムが実行されるかどうかを試します。

走行場で走行実験

思った通りに作動しない場合は、プログラムに不備があります。
30分間の時間の中で、パソコンと走行場を行ったり来たりしながら、トライアル&エラーを繰り返していきます。

どこが良くなかったのかなあ?

うまくプログラミングできるとこんなふうに迷路の中をうまく走ってくれます。



生徒自作の「木を育てるボードゲーム」


すべて手作り、オリジナルのゲーム

3Fのブースで、2日間とも人気で、参加者が絶えなかったのが「木を育てるボードゲーム」です。

このボードゲームは聖学院の高校生徒が発案したオリジナルのゲームです。

ゲームで使われる木をモチーフにしたコマは3Dプリンターで、コインはレーザーカッターを使って制作されています。

3人のプレイヤーでプレイするゲームで、木を植えることでコインを獲得するのですが、コインを獲得すると地面に影が作られ、日陰になることで木が育たないというルールによってゲームが進行します。
途中、ニュースが流れると特別なルールが適用されます。

ゲームの流れを言葉で説明するのは難しいですが、プレイしてみるとそれほど難しくはありません。
とはいえ、ゲームに勝とうと思うと、なかなか頭を使うゲームです。

ゲームが終了すると、ゲームの制作者である生徒から、このゲームを制作したコンセプトが説明されていました。

ものづくりとSDGsというテーマを網羅した、聖学院の出展ブースに相応しいプログラムだったと思います。


サイエンスアゴラ開催中、
人が途絶えない人気のゲームでした

生徒へのメッセージ


5F 日鉄日立システムソリューションズと共同運営ブースの前で記念撮影

日鉄日立システムソリューションズ 萬谷 靖夫さん
聖学院の皆さんに今年もプログラミングワークショップにご協力いただきました。

弊社の社会貢献活動である「Jammy! Programming.KIDS」でのロボットカーのプログラミング体験を一緒に運営できたこと、大変嬉しく思います。
皆さんの丁寧なサポートのおかげで、体験者である子どもたちは非常に楽しそうにトライアル&エラーを重ねながら成功体験を積むことができました。

子供達と一緒にプログラミングに取り組む真剣な姿勢や、保護者の方々ともコミュニケーションをとる姿がとても印象的で、感謝と同時に私たちも多くを学ばせていただきました。この経験が皆さんの今後の成長に少しでもお役に立てれば幸いです。

これからも皆さんが様々な挑戦を続け、さらに成長されることを心から願っています。本当にありがとうございました。


3Fブースの前で記念撮影
たくさんの方にご来場いただき、本当にありがとうございました!!!


世界のために共に創造し 貢献しよう! 


じぶんを、育む Global Arts教育 じぶんを、活かす Experiential Learning


最後までお読みいただきありがとうございました。
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