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変な人と楽しいことをしたい|#027 坂元 周さん

聖学院中学校・高等学校卒業

今年、久しぶりに聖学院中高の記念祭(文化祭)がリアル開催されました。
記念祭にはたくさんの卒業生が集い、青春を過ごした懐かしい学校を楽しんでくれています。

坂元 周さんは今年の記念祭に訪れた卒業生の1人です。
記念祭で先生に声を掛けられて、GIC(
高校グローバルイノベーションクラス)のゼミの授業にもゲストとして参加してくれました。

今回は、そんな坂元さんを見つけて取材させていただきました。


坂元さんが、ビジネスプロデューサーになるまでのプロセス

ーーさて、さっそくなのですが、坂元さんの現在のお仕事についてお聞かせいただけますか?

実は現在の会社は今年の11月に入社したばかりで、まだ何日も経っていないんです。
名刺にはBusiness Producerと記載してありますが、わかりやすく言えば、広告代理店の営業とプロジェクトマネジャーの両方の仕事を足した感じでしょうか。
企画のアイディア出しの段階からチーム全体のディレクションを行い、デザイナーやクリエイティブチーム、プロダクションをコントロールしていきクライアントとの窓口も担当します。

僕の勤務する会社は、博報堂とTBWAの合弁会社として2006年に設立された広告代理店です。
DISRUPTION®︎(創造的破壊)をアイディアの中心に置くクリエイティブカンパニーとして日々、企業のマーケティング課題に向き合っています。

ーー今年の11月から勤務というと、本当にまだ入社したばかりですね。これまでの職歴についてお聞かせいただけますか?

大学を卒業してから、最初に働いたのはイベントの企画、制作などを手がける株式会社テー・オー・ダブリュー(略 株式会社TOW)でした。
この最初の会社で、広告や広告業界のことについて多くのことを学ばせてもらいました。
イベントや広告のディレクター職を経験させていただいたのですが、やがて、事業会社で自社ブランディングやマーケティングの仕事をしたいなあと思うようになりました。
そして転職したのがYahoo!(ヤフー株式会社)です。
しかし希望通りではなく、広告営業に配属されました。
Yahoo!はみなさんよくご存知の、日本屈指のインターネットサービス企業。
まさにIT業界の最先端の仕事を経験させていただきました。
また、働き方改革に力を入れている企業でもあり、労働環境も本当に素晴らしかったと思います。

会社に不満があったわけではないのですが、他に自分がやりたいことを見つけてしまい、Yahoo!を離れ、今の会社に転職しました。


自分が制作した映像で会場が沸くという経験をきっかけに

ーーどんどんクリエイティブな方向へ進まれている気がしますが、昔からクリエイティブなことに興味があったのでしょうか?

昔からレゴ®︎ブロックとかは好きでしたね。
でも、最初からクリエイティブな業界で働くことをめざしたわけではありません。

実は、大学はスポーツ推薦で入学していますし、学部は体育学部でした。
スポーツ推薦で入学したものの、いろいろあってモチベーションを喪失してしまって、部活動を途中でやめてしまったんです。
スポーツで大学に入ったので、大学もやめなければならないかなと思いましたが、アスリートのセカンドキャリアと向き合う学部なのに部活をやめたから大学をやめるのは少し違うと思うと仰ってくれた先生がいて学生生活を続けることができました。

しかし僕は、ずっとスポーツがアイデンティティだったわけですから、それを失ったことで大学内で孤立してしまったのです。

そんな時期に映像制作に興味を持つようになり自分で撮った写真や映像を使って編集作業などを行うようになりました。

所属は体育学部でも、選択科目で音楽制作や映像制作などのクリエイティブな授業を履修することもできました。

あるとき、東海大学出身の原辰徳監督と菅野智之投手が大学で講演会を行うことになりました。
当時、僕が映像制作を趣味にしていたことを、先生や友人たちが知っていて、その講演会のアタック映像(イベントのオープニング時に使われる映像)の制作を任せてもらえることになりました。
テレビ局から素材を提供されて、かなり本格的に制作に臨むことができました。
原監督や菅野投手は集客力があったので、3,000名くらい入る講演会場が満席になりました。
講演の直前に会場が暗くなって、僕が作った映像が流されて、会場が沸き上がる光景を見たときに、なんとも形容し難い気持ちよさというか、高揚感があり、これで生きていくのはめちゃめちゃ楽しいのではないかと思ったことが僕の仕事の原点ですね。


人生の夏休み 10カ国、18都市をまわる旅

ーーFacebookで拝見しましたが、今のお仕事がはじまる前に1ヶ月くらい海外を旅行されていますよね?

1ヶ月半です。
最初にタイに行って、それからヨーロッパに行って、10カ国18都市を周りました。

仕事と仕事の合間に少し期間ができたことを僕は、人生の夏休みと捉えました。
旅行には特別な目的を持っていませんでした。
しかし、得た学びは多かったですね。

例えば、価値観の違いを感じたことは多いです。
海外の国では、不便なことを受け入れることで人生を豊かにしていることがあると思います。
例えば日本では、突然雨が降ってくれば慌ててどこかで傘を買うと思います。
でも、ヨーロッパでは、傘をさす人が圧倒的に少ないんですよ。
「雨なんだから濡れるのが当たり前」という考え方で、そこに余計な労力は割かないのです。

日本という国を海外から見て、いろいろな気づきを得ることが多い旅行だったと思います。


パルテノン神殿(ギリシャ)


ミコノス島(ギリシャ)


ポルト(ポルトガル)


聖学院の生徒には聖学院臭みたいなものがある

ーー聖学院時代の思い出と、そして久しぶりに学校に来て「変わった」と思うところ、「変わってないな」と思うところをお聞かせください

聖学院の思い出は、僕はあまりできがよくない生徒だったので、怒られ続けた学校時代という印象を持っています。

生物部に入部して、僕がお願いしてトカゲを飼ってもらったのに、1週間で生物部をやめたという思い出があります。
相澤先生ごめんなさい。

「変わったな」と思うのは、生徒たちがみんなパソコンやスマホを持っているのには驚きました。
当時だったら没収されて1年間くらい返してもらえなかったんじゃないかな。
そういう時代でしたね。
聖学院に限らず教育の現場が変わっているのでしょうね。

「変わってないな」と思うのは生徒たちの雰囲気です。
電車とかに乗っていても、制服を見なくても聖学院生はわかります。
卒業生はみんながそう思っているんじゃないかな。
聖学院臭みたいなものがあるんですよ。

聖学院はその「聖学院っぽい子」をそのままにしてくれるんです。
それを否定しない、壊さない、そのまま送り出してくれます。
だから僕は聖学院を卒業して本当に良かったと思っています。

学校の理念は「オンリーワン・フォー・アザーズ」ですが、それを先生方が本当に体現しているのだと思います。


変な人を集めてマイチームを作りたい

ーー坂元さん自身のオンリーワンとはなんだと思いますか?

僕のオンリーワンですか?難しいなあ。
わがまま ですかね。
良い意味で。
やりたいことをやりたい。
人生一回しかないので。
その自分の気持ちに正直なところが僕のオンリーワンなところではないでしょうか。

ーーでは最後に、これからやりたいこと、ビジョンを聞かせてもらえますか?

新しい会社で、まずはクリエイティブな環境を楽しみたいと思います。
そして、そうですね、変な人と楽しいことをしたいです。

長期的なビジョンとしては、そうした変な人たちを集めてマイチームを作りたいと思っています。
自分自身にできることって限られていると思うし、何でも自分一人でできなくても良いと思うんです。
自分ができないことでも、自分のチームにできる人がいることで自信を持ってクライアントに「できる」と言える、それが大事なんじゃないでしょうか。

スティーブ・ジョブズの“It’s more fun to be a pirate than to join the Navy. (海軍に入るよりも、海賊になるほうが楽しい)”という言葉が好きです。
TBWAワールドワイドのクリエイター、リー・クロウー(Lee Clow)氏も、「戦う船乗りであることが一緒でも、きちんと整列し、規則正しく命令を遵守して勝負するネイビー(海軍)に対し、どこから襲ってくるか予測不能で神出鬼没、そして既成概念を覆して仕掛けてくるパイレーツ(海賊)は全く違う存在」と話していました。
僕はこの言葉にものすごく惹かれてこの会社に入りました。
これからは海賊の一員として広告業界を楽しみたいと思います。
(取材:2022年11月)

ーー ありがとうございました。坂元さんはビッグになりそうな気がします。ずっと応援していますね。

●坂元 周(さかもと しゅう)さん プロフィール
株式会社TBWA \ HAKUHODO ビジネスプロデュース部所属
2011年 聖学院中学校・高等学校 卒業
2015年 東海大学 体育学部 スポーツ・レジャーマネジメント学科
卒業 
株式会社テー・オー・ダブリュー(TOW)、ヤフー株式会社を経て現職。

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