恩師が後押ししてくれたデザイナーへの道|#006 川原 康子さん
聖学院小学校 女子聖学院中学校 卒業
デザイン業界で活躍する女子聖卒業生
女子聖学院の卒業生は多方面で活躍していますが、美大へ進学してデザイン業界で活躍している卒業生もいます。
川原さんはその一人。
現在、フリーランスとして広告デザインやインフォグラフィックを中心に活躍されています。
小学校の頃から図工が大好きで、中学でも美術は一番好きな授業だったそうです。
川原さんの中学時代の作品を見せていただきましたが、きれいにレタリングされた作品には、すでにグラフィックデザイナーの才能が溢れていました。
グラフィックデザインに向かったきっかけ
中学時代は生徒会長を務め、学校をより良くしようと意欲的に活動していました。
そんな川原さんがグラフィックデザインに興味を持ったのは自分が好きな雑誌を切り抜いて箱に貼っていくコラージュボックスを作る課題からでした。
以来好きなチラシやフリーペーパーをスクラップするようになり、次第に自分でチラシや雑誌をデザインしたいと思うようになったそうです。
恩師の後押し
川原さんが当時から深く信頼を寄せているのは美術科の渡邊しのぶ先生。
中学3年の時の担任だったこともあり、いろいろ相談していました。
美術の道へ進むことを後押ししてくれたのも渡邊先生でした。
川原さんは当時を振り返り
「しのぶ先生に美術を教わっていなかったら、今こういう仕事はしていなかったと思います」
と語っています。
↓渡邊しのぶ先生のインタビュー記事はこちらからお読みいただけます。
グラフィックデザイナーとしての活躍
美大では情報デザインを専攻した川原さん。
最近(2020年7月)では経済産業省のレジ袋削減キャンペーンのポスターやバナーを手掛けています。
そして大手コンビニでは7月末現在、7割以上の人がレジ袋を辞退しているという検証結果を耳にします。
女子聖学院でスタートした川原さんのデザインが、今、社会貢献の一端を担っています。
(取材:2020年7月)